メッシの新天地はパリ・サンジェルマンに決まりました!
契約内容は、2023年までの2年+1年のオプション付き、年俸は3500万ユーロ(約43億7500万円)+ボーナス!
そして、背番号は「30」に決まりました!
バルセロナの絶対的10番として長らく君臨してきたリオネル・メッシですが、2021年8月5日(現地時間)にサラリーキャップが理由で退団することを発表しました。
涙ぐみながらの会見は印象的でしたよね。
その移籍に「待った」をかけるべく、バルセロナの関係者が総出で阻止に動き出しています。
その内容はファイナンシャル・フェアプレー規則(FFP)違反にあたるものと言われています。
では、ファイナンシャル・フェアプレー規則とはいったいどんな制度なのか。
その内容をこの記事でお伝えしていきます。
※前述のサラリーキャップについても知りたい方はこちらの記事を合わせてお読みいただければと思います!
ファイナンシャル・フェアプレー規則(FFP)とは?
ここからは、ファイナンシャル・フェアプレー規則の制度について詳しく見ていきます。
参考文献:Wikipedia
正式名称:Financial Fair Play Regulations
通称:FFP
日本訳:ファイナンシャル・フェアプレー規則
2011年から導入され、2014年から正式に施行された規則になります。
以下の3点が最も抑えるべきルールになります。
簡単に説明してみます。
- UEFAに加盟するクラブは、移籍金や人件費などの支出が、収入を上回ることを禁じられています。
- 金融機関からの借入金によってやオーナーの資産によって赤字を補填することもできません。
- ただし、サッカークラブの本質である育成に関する費等は支出に含まれません。
この制度は、欧州(ヨーロッパ)サッカー連盟(UEFA)に加盟しているプロサッカークラブにあたるクラブの懐事情を健全化するために定められた規則になります。
ファイナンシャル・フェアプレー規則はあくまで選手ではなく、クラブに対しての規則になります。
そのため、リオネル・メッシが直接悪いわけではなく、バルセロナの関係者はクラブとしての問題をリオネル・メッシが交渉しているパリ・サンジェルマンに申し出たという訳です。
ちなみに、この規則が導入された2011年以降、クラブの赤字経営ができなくなりました。
なお、過去にファイナンシャル・フェアプレー規則を違反したチームは、複数ありますが、この制度を語るうえで押さえておきたいのは以下の3チームとその内容です。
マンチェスターシティ(イングランド)
今回、リオネル・メッシの移籍先の候補の1つとしても挙げられています。
2014年にファイナンシャル・フェアプレー規則を違反し、罰金とチャンピョンズリーグ(CL)の登録人数制限の処分を受けています。
スポンサー収入が適正な価格を上回っているとUEFAによって判断されたことから処分されました。
パリ・サンジェルマン(フランス)
今回、リオネル・メッシが自ら交渉中と述べていたこともあり、移籍先の最有力候補として挙げられています。
こちらも、マンチェスターシティと同様に、2014年にファイナンシャル・フェアプレー規則を違反し、罰金とチャンピョンズリーグ(CL)の登録人数制限の処分を受けています。
ACミラン(イタリア)
イタリアの強豪であるACミランもまた、ファイナンシャル・フェアプレー規則を違反したことのあるチームになります。
ベルルスコーニ元会長の資金により補強資金を確保していましたが、2012年にファイナンシャル・フェアプレー規則を違反と指摘されました。
それにより、イブラヒモビッチやチアゴ・シウヴァといった主力選手を放出することから逃れられなくなり、一気にチームはレベルダウンを免れなくなりました。
その後、2017年に中国企業に買収され、チームの補強に走ったものの、これもまたファイナンシャル・フェアプレー規則を違反と指摘され、監視下から逃れられない状況が現在も強く残っています。
たびたびになりますが、あくまでこの3チーム以外にも、違反により制裁を受けているクラブはありますが、この3チームのインパクトが強かったので紹介しました。
メッシの現在は?
ここまでファイナンシャル・フェアプレー規則についてお伝えしてきましたが、現在のリオネル・メッシの移籍先への交渉状況を調べてみました。
参考文献:Yahoo!japan
所属クラブをめぐって以下のような展開となっています。
- バルセロナの関係者がフランスの裁判所と欧州委員会に訴状を提出した。
- パリ・サンジェルマン(PSG、フランス)がメッシと契約することを阻止するための申請。
- 訴状はPSGによるファイナンシャル・フェアプレー規則違反を指摘する内容。
- メッシは8月8日には、バルセロナに別れを告げ、PSGと入団交渉を行っていることを明かした。
- リオネル・メッシは、給料の半分をカットし、バルセロナと2022シーズンから5年契約を結ぶことに合意していたものの、サラリーキャップとバルセロナの債務が原因で契約できなかった。
選手やクラブ自身が契約を締結する、継続的に良好な関係を図るというものの、うまくまとまらなかったことが残念ですね。
新たな情報が入り次第、更新していきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
※前述のサラリーキャップについても知りたい方はこちらの記事を合わせてお読みいただければと思います!