第103回全国高校野球選手権大会は、天候不良のため、順延を余儀なくされています。
いつになったら試合ができるのか、また夏休みをこのまま終えてしまったらどうなるのか、順延し続けた場合いつまで延びるのか気になりますよね。
雨天中止が続いた場合どうなるのか、心配で気が気でない日が続いています。
今回は第103回全国高校野球選手権大会主催である日本高等学校野球連盟に電話で聞いてみました!
- 優勝校が決まるまで、日程を調整の上試合をする!
- 日程にあった休養日をなくし、予定を詰める!
- 日程消化できるようスケジュールを組み直す!
- 夏休み期間中に終わらない場合、9月に入っても試合を行う!
早速みていきましょう!
夏の甲子園2021 | 順延最長最大はいつまで?
甲子園球場のある兵庫県も雷雨を伴う大荒れの模様となっています。
2021年夏の甲子園は台風9号の影響で開幕も9日から10日に順延しています。
また、冒頭お伝えの通り8月12日、13日は雨天順延となりました。
大会規定により、3回戦と準々決勝の間の休養日がなくなり、休養日は計2日(8月24日と26日)になり、決勝は27日の予定ですが、まだまだ雨は止まない模様。
そんな状況ですが、主催の日本高等学校野球連盟に聞いて、回答をいただきました!
※2021年8月13日15時時点で問い合わせいたしました。
変更があった際には、加筆修正いたします。
夏の甲子園2021日程 | 最大いつまで順延する?
2020年はコロナ禍により交流戦のみの開催となり、久しぶりの大会と楽しみにしていましたが、悪天候によりここまでですでに順延が3日発生しています。
その中で、高野連に対し最長いつまで順延することができるのか尋ねてみたところ、
それぞれの高校が全力でプレーできるよう日程を調整し、全試合が終わるまで日程を調整します。
との回答をいただきました。
そのため、回答としては決着がつくまで調整する!ということですね!
このような回答であったことから、選手たちには天候に左右されず、試合に向けた最高の準備をした状態でプレーしていただきたいですね!
夏の甲子園2021日程 | 夏休み期間が終わっても試合はやるの?
夏休みの受験勉強の合間にみたのが懐かしく思う方も多いのではないでしょうか?
夏休みの期間中に大会が終わらなかった場合、大会はどうなるのか、気になりますよね!
高校生が夏休みに入っているものの、状況に応じ、夏休み期間中に終わらなければ夏休み期間終了後も試合を行う予定です。
このような回答をいただいたことから、夏休みの期間限定ではなくこれから日程を再調整するものの、無理やり夏休みの期間中に終わらせることはしないとのことでした。
それぞれの選手の進路もあるので、あまりに長引くことはふさわしいとは思いませんが、8月中に優勝が決まらなかったら大会中止!なんてことはなさそうですね。
夏の甲子園2021日程 | もし日程消化しきれなかったらどうなるの?
1日の中で、第四試合もしくは第三試合までで日程を調整されていましたが、休息日が徐々に減っていったことで、1日5試合開催されるとの情報もありました。
それでも日程が消化されなかった場合、
高校生にとっては苦肉の策ですが、大会規定に則り、まずは休息日を削ります。
休息日を減らしてもなお、夏休み期間中に終わらなければ9月に入ってでも試合を行える環境を整えます。
このような回答を受けました。
過密スケジュールになりすぎたことにより故障者が出るといったことは防ぎたいと感じますね!
夏の甲子園2021日程 | 順延は何日(何回)まで?
過去最多の順延は1975年の夏の甲子園で5日順延しました。
3日連続(8月16~18日)で中止になり、決勝も2日順延(22、23日)され、24日にずれ込みました。
それにより甲子園球場で予定されていたプロ野球・阪神-ヤクルト戦が中止になりました。
参考文献:日刊スポーツ
2021年の甲子園はこの記録を大きく上回る可能性があるため、聞いてみると
ここまでの悪天候は過去を振り返っても経験がなく、大会規則にも明記されておりません。
雨天が続けば、その分日程を調整して順延します。
「何日まで順延します」等のルールがないことから、調整はできそうですね。
それにしても、東京オリンピックの影響により甲子園開幕が例年に比べて遅くなっていたこともあり、9月に突入するという異例の甲子園大会になる可能性は高いですね!
夏の甲子園2021 | 投手の投球制限への対応は?
2020年から「1週間500球以内」というルールが定められており、投球数の制限がされています。
試合の間隔が短くなれば、当然それだけ1週間の間で多くの試合をこなしていくことになります。
原則、3日連続での試合を避けられるようにスケジュールを調整しているものの、まずは休養日を減らすことで日程を調整するとの見解であったことから、順延がこのまま続いていくとすべての休養日が消滅する可能性も多いにあり得ますよね。
そういった場合、各校が難しい投手起用となることは避けられません。
その中で投球数制限についても日本高野連に聞いてみました!
夏の甲子園2021日程 | 悪天候での連戦でも投球数制限規則は変更されないの?
高校野球によって選手が体を痛めてしまっては、日本野球界にとっての新しい芽を自ら潰してしまうことに繋がりかねません。
そのため、日本高野連は夏の2021年甲子園においても
投球数制限のルールは変更はしない
との回答をいただきました。
そうなるとエースに投げさせられる球数も少なくなりますし、必然的に継投をうまくできたチームが頂点に近づくのではないかと考えます。
やはり投手陣のレベルが軍を抜けて高い大分代表の明豊高校が優勝候補に頭角を現しそうですね。
ノーゲームについては球数制限対象に含めるのか
8月12日の第一試合として行われ、4回終了後にノーゲームとなった明桜(秋田)―帯広農(北北海道)の一戦(明桜5-0帯広農)に登場した投手2人は
- 明桜 風間球打55球
- 帯広農 佐藤大海74球
の球数を投げていますが、この球数は、投球数制限の対象に含めるとの回答をいただきました。
やはり、選手生命を何よりも大切にしたい思いからか、投手の投げ込みすぎを極力避けたい姿勢が見られますね。
それぞれの高校について出場メンバーや予選結果をまとめていますので、気になる方は是非合わせて確認してみてください!
優勝校はどうなる?
同点のまま延長に突入し、再試合が行われることは多々ありましたが、雨天順延で日程が厳しくなった場合どのようになるのでしょうか。
聞いてみたところ
優勝校が決まるまで再試合も含めて実施いたします。
やはり、「栄冠は1校のみ」ということですね。
試合を見ている側としても、今年の優勝校はここだ!と言えるように最後まで決着をつけられる環境を調整できるといいですね!
まとめ
甲子園球場を本拠地として運営しているプロ野球・阪神の試合が8月31日から予定されていることもあり、京セラドームなどの甲子園以外のところで開催されるのでは?との話も浮上しています。
また、”1日5試合”開催することでどうにか夏休み期間中に優勝校を決められるように日程を調整する方向で動いている情報もありました。
高校野球特別規則には「準決勝と決勝を同日に行う変則ダブルヘッダー(1日2試合をこなすこと)は原則できない」と明記されています。
しかし、あくまで原則であり、もしダブルヘッダーであれば、投手が登板できるイニング数は両試合で合計15イニング以内との記載もあります。
選手の芽を摘まないようにするためにも、どうにか天気が良くなることを祈るばかりです。
ということで、今回は日本高野連に質問してみた内容を「夏の甲子園2021の順延最長いつまで?主催に電話で聞いてみた!」と題してお送りしました。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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