2021年シーズンMVPを含む11個の賞を獲得して名実ともにMLBのスーパースターとなった大谷翔平選手。
そんな大谷選手も2018年に日本ハムからアメリカに渡り3年が経ちました。野球では超優等生であることは周知の事実ですが、コミュニケーションの面ではどうなのでしょうか?
- 大谷選手は英語はどれくらい話せるの?
- 通訳はいつまで付けるのかな?
今回はそんな疑問を解決するべく、大谷選手の英語力と同僚たちとの関係性について調査していきましょう。
大谷翔平の英語力
早速大谷選手の英語力を調査していきましょう。まずは大谷選手が英語で話しているシーンをピックアップします。
英語でのインタビュー
このインタビューは2018年シーズンに新人王を獲得したときのものなのでまだ渡米して間もない頃のものです。
大谷選手は基本的にインタビューなど公式での発言は水原通訳を付けて話しているので、英語でのインタビュー動画はかなりレアです。
このときでも既に1人で英語で話して聞き取れるレベルの発音でした。ただしこの時はカンニングペーパーを読んでいると発言していました。
これから約3年が経っている現在ではもっと上達していることが予想できそうです。
同僚たちの証言
大谷選手の英語について同僚たちが話していたことをまとめました。
彼は英語を話すのがとても上手だ。時折、スペイン語を織り交ぜてくるよ。スペイン語まで話せるなんて思わないから超面白いよ
会話力も上がり始めている。話していても、こっちが言っていることは理解している。一平(水原通訳)だっていてくれるしね。みんなが思っているよりずっと英語を分かっているよ
これらの証言からも分かるように、大谷選手は日常会話や同僚とのコミュニケーションは英語で取ることができているのではないでしょうか。
圧倒的な野球の実力に元々のキャラ、そして英語力が備わってくるとさらに同僚やファンから愛されそうですね!
通訳を付ける理由は?
【MLB】大谷翔平を支えた水原一平氏に“最優秀通訳賞” ファン感激「エンゼルス、粋だなあ」#ShoTime #mlbjphttps://t.co/Vv5cx5u21S
— Full-Count(フルカウント) (@Fullcountc2) November 22, 2021
大谷選手は試合後のインタビュー、オールスター、取材など基本的に全てのインタビューに水原通訳を付けています。
渡米後すぐならともかく、現在ならかなり英語力も付いているはずなので大谷選手が直接英語で話してもよさそうにも感じますね。
なぜ通訳を付けるのか考察していきましょう。
リスク回避
大谷選手が通訳を付ける理由の1つにリスク回避があるのではないでしょうか。
日常会話や同僚たちとのコミュニケーションとちがい、インタビューはTVやネットを通じて全世界に届いていきます。
そんな場面で上達しているとはいえ完ぺきではない英語で話すことによって、微妙なニュアンスの違いや言葉選びのミスがあってもおかしくありません。
大谷選手のような世界的に有名で影響力のある選手が自分の意図とは違った捉えられ方をしてしまうとその影響は計り知れません。
通訳を付けるのはそのような事態を避けるためのリスク回避の側面もあるのではないかと思われます。
水原通訳への信頼
【MLB】大谷翔平、HRダービーに“最強助っ人”参戦! 通訳・水原一平氏が捕手役として出場#mlbjp #ShoheiOhtani #大谷翔平 https://t.co/iLPjB4oujP
— スポーツナビ 野球編集部 (@sn_baseball_jp) July 11, 2021
大谷選手は水原通訳に全幅の信頼を寄せています。水原さんの役割は通訳だけにとどまらず、常に行動を共にしてまさに相棒と呼べる存在です。
異国の地で1人戦う大谷選手にとって、水原通訳が隣にいてくれることが安心につながっているのではないでしょうか。
日本人メジャーリーガーの通訳事情
英語が上達してくると通訳は外すものなのでしょうか?他の日本人メジャーリーガーの例を見ていきましょう。
ダルビッシュ有
ダルビッシュ選手は2019年カブス時代にメジャー8年目にして通訳を外しました。
このころには英語力も相当なもので、日常会話やメディア対応などはもちろん、球団との交渉なども通訳を介さず英語で行っていたようです。
その後2021年にパドレスに電撃移籍してからは球団の配慮もあり通訳が付けられていますが、ほぼどんな場面でも1人で対応できそうですね。
前田健太
2016年にメジャー移籍した前田健太選手は5年目も通訳を付けています。
ツインズでの前田健太選手を支える通訳は関崎大地氏で、ダルビッシュ選手や牧田選手の通訳を担当した後、前田選手の通訳となりました。
前田選手も英語は堪能で、コーチやキャッチャーとの専門的な会話も基本的には通訳なしでできるようです。
しかし、万が一の聞き逃しや誤解があってはならないので現在でも通訳は付けているそうです。
田中将大
田中将大の好投で、ヤンキースが #ALCS 1勝目!#日本人選手情報 #ポストシーズン pic.twitter.com/k8mrXqoRy0
— MLB Japan (@MLBJapan) October 13, 2019
2014年から2020年シーズン終了までメジャーで活躍したマー君こと田中将大選手はメジャー在籍した7年間通訳を付けていました。
田中選手の通訳を務めた堀江慎吾氏は通訳だけでなく、時にはキャッチボールの相手にもなっていたようです。
田中選手も毎年堀江通訳の名前入りのグローブをプレゼントするなど良好な関係を築いていました。選手にとって通訳がいかに重要で特別な存在かが分かりますね。
大谷選手は通訳をいつまで付けるの?
大谷選手がアメリカに渡って3年が経ちます。渡米当初よりは確実に英語力もUPしていると思いますが、通訳はいつまで付けるのでしょうか?
英語が非常に堪能であることで知られていたイチロー氏はメジャー在籍中ずっと通訳を付けていました。
私たちは、メディアを通してファンとつながります。そして私たちの話す言葉は心からのものでなければならなく、その心からの言葉がそのまま伝わらなければいけません。しかし、通訳なしでは正確に伝えられるかどうかに大きなリスクがあります。なぜなら私たちはプロ野球選手として野球をしにここに来ているのであって、言葉を学ぶために来ているわけではありませんから。
イチロー氏の発言にもあるようにいくら英語が上達したとしてもアスリートは競技のプロであって、言葉のプロではありません。
大谷選手も言語に関しては今後も水原通訳を頼るのではないかと考えられます。特に2人の関係は通訳だけに留まらず相棒のような関係なので水原氏が通訳を外れることは考えにくいです。
大谷選手も年々英語は上達しているようなので今後はプレーはもちろん、大谷選手の英語にも注目していきましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか、今回は大谷選手や日本人メジャーリーガーの英語力や通訳事情についてみていきました。
これまでの日本人メジャーリーガーの傾向からいっても大谷選手もメジャー在籍年数が長くなって英語が更に堪能になったとしても、今後も通訳を外す可能性は低いと思われます。
英語がうまく扱えるようになっても通訳を付け続ける理由については色々あると思いますが、上で紹介したイチロー氏の言葉が1番説得力がありますね。
今後も大谷選手と水原通訳の微笑ましい関係を見ることができそうです。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
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