2021-2022シーズンからアーセナルへ即戦力と期待されて加入したベン・ホワイト選手。期待通りすぐにレギュラーに定着すると現在ではアーセナルのDFリーダーになりました。
まだ24歳と若く、この先長くアーセナルのセンターラインを支える屋台骨として活躍してくれることでしょう。
今回はそんなベン・ホワイト選手の年俸や経歴を調査していきましょう。
ベン・ホワイトのプロフィール
- 国籍:イングランド
- 生年月日:1997年10月8日(25歳)
- 体格:182m、78kg
- 出身地:プール
- 在籍チーム:アーセナル
- ポジション:DF、MF
- 背番号:4
ベン・ホワイトの経歴
まだ24歳と若い選手ですが、どんなサッカー人生を歩んできたのでしょうか?これまでの経歴を見ていきましょう。
プロデビュー(ブライトン)
ベン・ホワイト選手はブライトンでプロデビューしました。
ブライトンでのデビュー戦は2016年8月7日、EFLカップ1回戦のコルチェスター・ユナイテッドFC戦でした。
その後は出場機会を求めて期限付き移籍をすることになります。これからしばらくの間レンタルを繰り返して経験を積んでいきます。
レンタル先での貢献
2019-2020シーズンはEFLチャンピオンシップのリーズ・ユナイテッドFCで全ての試合でプレーし、チャンピオンシップ優勝とプレミアリーグ昇格に大きく貢献しました。
リーズ・ユナイテッドはかつてリオ・ファーディナンドやジェイムズ・ミルナーが所属していてプレミアリーグを主戦場に戦っていたチームですが、財政難もあってしばらくプレミアの舞台から姿を消していました。
そのリーズ・ユナイテッドを2003-2004シーズン以来のプレミアリーグ復帰へと導く活躍をしたのでベン・ホワイト選手は注目されるようになりました。
プレミアリーグで活躍
リーズ・ユナイテッドでの活躍が認められたホワイト選手は2020-2021シーズンに所属元のブライトンへと帰還しました。
ブライトンでプレミアリーグ36試合に出場してクラブの年間最優秀選手賞を受賞するまでに成長しました。
プレミアリーグでも年間を通して安定して通用することを証明したシーズンとなりました。この活躍によって同リーグのビッグクラブであるアーセナルへと移籍することになります。
アーセナル(2021-2022~)
2021年7月30日にアーセナルへの完全移籍が公式に発表されました。
ベン・ホワイト選手の移籍金は約70億円とされており、かなりの高額であることから当初は疑問の声も少なくありませんでした。
ちなみにこの移籍金は2021年夏の移籍市場においてジェイドン・サンチョ(約102億円)、アクラフ・ハキミ(約72億円)に次いで3番目に高いものとなっています。
アーセナルとしてはニコラ・ペペ(約96億円)、ピエール=エメリク・オーバメヤン(約77億円)に次いで史上3番目に高い買い物となりました。
アーセナルとしては国産の若く有望なCBは喉から手が出るほど欲しかったということなのでしょう。
高額な移籍金に見合った活躍をしないとバッシングの対象になるのではないかと懸念されていましたが、見事にアーセナルのセンターラインを支えていますね!
ベン・ホワイトの年俸
ホワイト選手は約70億円と高額な移籍金でアーセナルに加入していますが、年俸のほうはどんな契約になっているのでしょうか?
1 | トーマス・パーテイ(MF) | 15億7900万円 |
2 | アレクサンドル・ラカゼット | 14億3700万円 |
3 | ニコラ・ペペ(FW) | 11億500万円 |
4 | ベン・ホワイト(DF) | 9億4700万円 |
5 | キーラン・ティアニー(DF) | 8億6800万円 |
6 | ベルント・レノ(GK)、セアド・コラシナツ(DF)、グラニト・ジャカ(MF) | 7億8900万円 |
7 | ガブリエウ・マルティネッリ(FW) | 7億1000万円 |
8 | パブロ・マリ(DF) | 6億7100万円 |
9 | マルティン・ウーデゴール(MF) | 6億2300万円 |
10 | セドリック・ソアレス(DF) | 5億9200万円 |
11 | アーロン・ラムズデール(GK) | 4億9700万円 |
12 | 冨安健洋(DF) | 4億5000万円 |
13 | アルベール・サンビ・ロコンガ(MF) | 4億1800万円 |
14 | モハメド・エルネニー(MF) | 4億1400万円 |
15 | エインズリー・メイトランド=ナイルズ(MF) | 4億1100万円 |
16 | カラム・チャンバース(DF)、ガブリエウ(DF) | 3億9500万円 |
17 | エディ・エンケティア(FW) | 3億5500万円 |
18 | ロブ・ホールディング(DF) | 3億1600万円 |
19 | ブカヨ・サカ(MF) | 2億3700万円 |
20 | ヌーノ・タバレス(DF) | 2億1300万円 |
21 | エミール・スミス・ロウ(MF) | 1億5800万円 |
なんと9億4700万円という超高額年俸となっています。契約時23歳のDFとしては破格の高年俸ではないでしょうか?
さすがはプレミアリーグの名門。DFは前線の選手と比べて年俸が抑えめであることが多いですが、これは夢のある数字ですね。
ベン・ホワイトのプレースタイル
高額な移籍金と高額な年俸のホワイト選手ですが、プレー面に関してはどんな感じなのでしょうか?
公表されているデータによると身長182cm、体重78kgと欧州においてCBとしては決して恵まれた体格とは言えないホワイト選手ですが、プレースタイルをみてみましょう。
- 足元が上手い
- 知的
- 攻撃を組み立てられるCB
という特徴があげられます。
足元の技術と後ろからの組み立ては素晴らしいものを持っています。安易に横パスを選択することはあまりなく、常に前線への効果的な縦パスを狙っています。
逆に弱点としては前述の通りCBとしては体格はあまり大きくないためどうしても空中戦など競り合いの場面では大きな相手に遅れをとってしまいます。
そこは冨安選手のような体格にも恵まれている選手で対応するなどチームでしっかりカバーしながらホワイト選手の良さを最大限に活かしていくことになります。
プレミアリーグのようなフィジカルに優れたリーグでは珍しくテクニシャンタイプのCBですね。
冨安選手にパスを出さないと話題に・・・2人の関係は?
🏴同僚のプレーに理解を示す✨#アーセナル で #冨安健洋 へのパスの少なさが指摘される #ベン・ホワイト。
しかし、当事者の冨安はその理由を説明した。
「ベン・ホワイトが良い選手だからです。CBからSBへのパスが“プレッシャーパス”になってしまうことがよくあります」https://t.co/WhFtSPBIP7
— GOAL Japan (@GoalJP_Official) December 16, 2021
同じ年にアーセナルに加入して年齢も1つ違いであり共に若くして名門のDFラインを支える戦友ですが、当初ホワイト選手は冨安選手にあまりパスを出さないことから2人の関係が悪いのではないかという疑問の声が上がっていました。
しかし、これについてはスポーツチャンネル「DAZN」で配信されている「内田篤人のFOOTBALL TIME」での対談企画で冨安選手本人が説明しています。
それは田中碧からも言われたんですけど、僕らの中では“彼はいい選手だ”って結論に至ったんです。
というのも、CBからSBのパスって“はめパス”(相手のプレスにはまるパス)になることがあるじゃないですか。
僕も実際にCBをやっていて、SBへのシンプルなパスは最後の選択肢ぐらいなんですよね。サイドバックに出して(相手と)入れ替われるような状況だったら出しますけど。
普通にSBが相手のサイドハーフの前にいる状況だったら、出したところではまっちゃうというか。
もちろんSBのタイプによりますし、SBがより引いた位置で受けてくれるんだったら、出してそこから角度があるから先があるんですけど。
普通のパス、ただの“はめパス”をしない選手だよねって、ただのいい選手だよねっていう結論になりました
冨安選手はベン・ホワイト選手についてこのように語っていました。
また、英紙デイリー・メールはホワイト選手がSBにあまりパスを出さないのはマルセロ・ビエルサ監督の影響ではないかと伝えています。
ホワイト選手はリーズ・ユナイテッド時代にビエルサ監督の指導を受けています。ビエルサ監督はCBがSBへパスを出すことを嫌っていると考えられているのでその影響も大きいのかもしれません。
ホワイト選手も冨安選手について『Stadium Astro』とのインタビューで次のように語っています。
彼がアーセナルでプレーしているとき、どれだけ良いパフォーマンスをしているかをみんなが知っているはず。
彼はナイスガイだ。彼は加入してすぐにチームにフィットした。みんなが彼のことを大好きだし、彼はピッチの上でもやるべきことをやっている。
本当に良くやっているよ
2人の関係は噂されていたような悪いものではなく、お互いに認め合っている良い関係にあるようですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
プレミアリーグで年間通して活躍したのはたったの1シーズンのみで、まだそこまで名の売れていなかったホワイト選手にアーセナルは期待をかけて大きな投資を行いました。
プレッシャーも相当なものだったはずですが、現在の所その契約に見合った活躍を見せてくれていますね!
今後も冨安選手の良き相棒として一緒にアーセナルのDFラインを支えてくれることでしょう。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
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