日本代表DF冨安健洋選手も所属するイングランドプレミアリーグ、アーセナルの監督であるミケル・アルテタってどんな人物なのでしょうか?
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— ジャガー@Arsenal Watch (@Arsenal_watch) November 9, 2021
21-22年シーズンは開幕3連敗を喫したことからシーズン開始早々に解任論まで噴出する事態となってしまいましたが、冨安選手ら新戦力の加入もあって戦績はV字回復しました。
このシーズンに費やした約240億円の大型補強の甲斐あって結局9月は全勝してプレミアリーグ月間最優秀監督を受賞するに至りました。
見た感じ監督としてはかなり若手っぽいですね。そんなミケル・アルテタ監督ですがどんな経歴を積んできたのか、そこから性格や采配を考察してみましょう。
参考元サイト ミケル・アルテタ – Wikipedia
ミケル・アルテタの選手時代
プロ生活
アルテタのプロ生活はレンジャーズFCでスタートしました。レンジャーズFCと言えばスコットランドリーグの名門です。
スコットランド最大の都市であるグラスゴーのクラブであり、中村俊輔氏も所属していたセルティックのライバルクラブです。
その後スペインのレアル・ソシエダを経て、プレミアリーグのエバートンへと移籍します。エバートンではマンチェスターユナイテッド時代に香川真司選手を指導したデビッド・モイーズ監督の元でプレーしていました。
選手時代のミケル・アルテタはこのエバートンでブレイクを果たします。2006-2007シーズンではプレミアリーグ年間最優秀MFにも選出されました。
このような活躍もあって2011年8月に同じプレミアリーグの強豪であるアーセナルに移籍することになります。ここからアルテタとアーセナルの物語が始まりました。
アーセナルとは4年契約を結び、レジェンド監督であるアーセン・ヴェンゲル監督の元でキャプテンも務めるなど活躍しました。
代表歴
選手としてのミケル・アルテタは所属クラブも順調なステップアップを遂げてプレミアリーグでも成功を収めた名手です。
代表においてもアンダー世代から各年代別代表に選出されてきました。UEFA U-16欧州選手権優勝、UEFA-CAF メリディアンカップ優勝、UEFA U-21欧州選手権キャプテンなど早くからその頭角を現していました。
そんな選手時代のアルテタですが、意外にもA代表でのプレイ経験はありません。アンダー世代から華々しい活躍を見せてきたはずですが、伸び悩んでしまったのでしょうか?
いいえ、決して伸び悩んだ訳でもなく非常に優れた選手であったことは間違いありません。強いて言うならば生まれた国と世代が・・・としか言いようがありません。
というのも、当時アルテタと代表を争うライバルたちはセナ、シャビ・アロンソ、ブスケッツ、シャビ、イニエスタ、シルバ、セスクといったまさに世界最高クラスのMF達がいました。
他の国であれば間違いなく代表入りしていたことでしょう。
指導者としてのミケル・アルテタ
選手を引退した後は2016年にマンチェスターシティにアシスタントコーチとして入団しました。ここから指導者としてのキャリアをスタートすることになります。
グアルディオラとの関係
マンチェスターシティではあの超大物監督のジョゼップ・グアルディオラの右腕としてチームに貢献しました。
当時はグアルディオラとアルテタが熱心に語り合っている姿が頻繁に目撃されており、強い絆で結ばれている師弟関係が垣間見れました。
その後アルテタがアーセナルの監督になるためシティーを去るときにグアルディオラは「悲しいが、決断は理解できる」と惜しみながらも背中を押していました。
21-22シーズン開幕3連敗をして世論はアルテタ解任論が高まっている中でも師であるグアルディオラはアルテタを擁護しつつ、「彼がフルメンバーを揃えた瞬間、全てが上手くいく。私は彼のことを完全に知っているし、彼が人として、そして監督として持っているクオリティを知っている」と語っていました。
グアルディオラの言った通りケガ人の復帰と冨安ら補強組が揃ったアルテタのチームは冒頭にあるように成績を回復させました。
指導者としての成績
2019-2020シーズン
ミケル・アルテタの監督デビューは現所属のアーセナルです。2019-2020シーズン途中である12月20日にウナイ・エメリ前監督から引き継ぎました。
2020年3月には新型コロナウィルスに感染するなどトラブルにも見舞われるなど不運もあり、このシーズンは8位でフィニッシュすることとなりました。
しかし同年8月のFAカップ決勝でチェルシーを下し優勝したことによってアルテタは選手と監督両方でFAカップを制したことになります。これはアーセナルでは初の偉業です。
FAカップ優勝のおかげでリーグは8位ながらもELの予選に出場することができました。
2020-2021シーズン
このシーズンでもアルテタのアーセナルは復調することができず一時は15位に低迷するなど苦しいシーズンを過ごして最後は8位で終わっています。
前シーズンとは違いカップ戦を制すこともできず、実に26年ぶりにEL出場圏外へと転落してしまいました。
契約としては最後となる2021-2022シーズンでなんとかアーセナルを復権させてほしいですね!
2021-2022シーズン
最後までトップ4入りの可能性を残す健闘を見せましたが、惜しくも5位に終わりました。
プレミアリーグではリーグ戦の上位4チームがチャンピオンズリーグへの出場権を得られるのでアーセナルは惜しくもヨーロッパリーグへとまわることになります。
しかし、前の2シーズンが8位と低迷していたところからのEL出場権を獲得できる5位でのフィニッシュは健闘したといえるでしょう。
アーセナルは若い選手が多いのでELの舞台を経験できるのは大きな財産になります。
こうなったら来季なんとしてもELを制してCLへの挑戦権を得てほしいところですね!
まとめ
ミケル・アルテタ監督の経歴はいかがでしたでしょうか?個人的には選手時代のアルテタほどの実力者がA代表経験がないというのは衝撃でした!
アルテタは選手時代は同胞であり世代の近い当時世界最高のMF達と切磋琢磨し、指導者としては世界最高峰の監督の下でキャリアをスタートして学んできました。
そして、アルテタ監督は日本の冨安選手の獲得を強く望んで現在もレギュラーとして使っています。
プレミアではまだ無名だった冨安選手を見出してくれたというのも我々日本人としては非常に好感を持てる監督さんですね。もちろんその期待以上の活躍をしている冨安選手がすごいのは言うまでもありません。
アルテタ監督とアーセナルの契約は2019年12月から3年半ですが、なんとか好成績を残して契約延長となってほしいですね!
主力選手は若い選手が多く、監督も若いので将来が楽しみなチームです。引き続きミケル・アルテタ監督率いるアーセナルの動向を見守っていきましょう!
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
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